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京都の話②

H25.8月2日(金曜)


先日読んだ文庫 『女流阿房列車』 の中で

著者の酒井順子さんが

新幹線 のことを



  どこを走っていようと

  「アウェイ」 の中の 「ホーム」



のように表現していて

あーさすがに上手いこと言う方だなぁと思いまして



そうして私も

先月末

あの広いんだか狭いんだかのスペースに

ホームを感じつつ


今年も夏の 京都 に辿りつきました。



昨年同様

いきなり盆地特有の猛暑の洗礼を浴びましたが


ならば

心 をヒヤっとさせようと

向かったのは

あの世とこの世との分岐点、「六道の辻」で有名な



六道珍皇寺。



目的は特別公開中の

熊野観心十界図、幽霊画、閻魔大王像、小野篁像です。



最初に見た

「熊野観心十界図」

の、地獄絵はなかなかのおぞましさでしたが


「幽霊画」

 の、女幽霊はなぜかヒヤっとまで至らず、身体は暑いままでした。





最後に見た 「小野篁像」 は圧巻。


地獄行きの裁判を行う閻魔庁へ通う役人

の伝説をもつ、小野篁。



伏せ目がちなその両目から

はなつ赤くするどい眼光は、半端ない。



瞬時、暑さをも滅却させ


何もかもお見通しのような


そしてそのまま地獄に連れていかれるような


忘れることができない眼力でした。




ちなみに同寺の小庭に

ひっそりいる 「狸」 も記憶に残る笑顔をしていました。






また

月に1回開催の クラフト市 をめざして行った

上賀茂神社。




まず引いた 「ヤタ烏おみくじ」 は末吉で

ことごとく良いことが書かれていなかったので


境内の木陰で

クラフト市で買った大好きなパンをむしゃむしゃ食べて

おみくじの一件は滅却させました。




最終日

久しぶりで訪れたのは、永観堂。


いつもなら素通りしがちな私の目にとまった

門前の句言



    「 他人の過失を見るなかれ。

     ただ 自分のしたことと しなかったことだけを

                           見よ 」



が、心にざくっと触れてきたのは


あのときの小野篁の眼がバッと頭の中に再来して


本能的に

今からでも善人になる努力をして

地獄行きを避けようとしたのも一因だと思います。


                           
                           【編集:杉山】
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