H25.12月5日(木曜)
街頭インタビュー
的なものを、初めて受けたのは
おそらく大学時代で
京都にいる友人を訪ねた時のことです。
夏の終わり
ふたりで鴨川の土手に座り
出町ふたばの豆大福をもぐもぐしつつ
デルタをぼけーと眺めていた
一瞬でした。
「すみません!
秋っていうと、あなたのイメージ、何色ですか!?」
おそらく同年代の地元大学生。
サークルかなんかの活動でしょうか
ショートカットの可愛らしい女子から
突如、声をかけられました。
とっさに
私 「ちゃ、茶色」
すかさずインタビュア 「それはどうしてですか?!」
私 「栗の色…でかな」
インタビュア 「アハッ!ありがとうございましたー!」
アハッってなんだと思いましたが
去っていくインタビュアの後ろ姿を目で追いながら
「自分って、秋と言ったら栗なのか…」
と、思いがけず我が愛栗心を知ることとなった
街頭インタビューデビューでした。
―― そんな
とりとめのないことを
読後にふと思い出したのが
冒頭が街頭インタビュー
「あなたの夢ってなんですか?」
から始まる物語
『 和菓子のアン 』 坂木司 光文社文庫
主人公はぽっちゃり系女子の杏ちゃん。
彼女が働きはじめたデパチカの和菓子店でまきおこる
ほのぼの系ミステリアスな事件の数々…
文章も内容も簡単さくさく読むことができ
「ちょっとしたらドラマになる」
のを予感させる1冊。
――なんて思っていたら
県内の本屋さんが選ぶ 『静岡書店大賞』 の
文庫部門 映像化したい文庫
第1位に
今年は同書が選ばれていました。
ちなみに
児童書 名作部門には
やっぱり人気
『ぐりとぐら』 中川李枝子 福音館
が、第2位にランクイン!

(↑これはシミ毎・佐野さんがこの前 取材先でいただいてきた、手づくりの、ぐりとぐら)
今年が生誕50年。
この野ねずみたち、いついつまでも可愛すぎる。
【編集:杉山】
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